釜山から鎮海の名窯へ

釜山から車で2時間弱、
慶尚南道昌原市にある鎮海に行ってきました。
鎮海は桜で有名で、毎春開催される「鎮海軍港祭」
韓国最大の桜のお祭りです。

今回の目的は鎮海にある「熊川(こもがい)窯」です。
熊川陶窯跡は朝鮮時代から
粉青沙器と白磁類を作っていたところです。
その美しい陶磁器は近日本にも伝わったといわれます。
約400年前、文禄・慶長の役の際、
熊川の陶工とその家族が日本に連れていかれ、
熊川窯の火も消えたといわれます。
その窯に約400年ぶりに火を灯したのが
沙器匠 崔ウンタクさんです。
崔さんは熊川の陶工の末裔で、
熊川の陶工の精神と熊川窯の復元と伝承に
取り組んでいる方です。

熊川窯の特徴は
一気に作り上げた器のラインの美しさと
素朴さにあります。ビワ色と灰色を基調とし
腰が丸く口縁が外に開く端反りで、見込みに鏡があります。

形状も色調も自然な美しさで
器の素人の私にも、すばらしさが伝わってきました。

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☆宝賠山の麓にある熊川窯

203.JPG
☆約400年前に焼かれたもの。
周辺に散らばっていたものを拾集したそうです


202.JPG
☆原型を保っているものもあります

204.JPG
☆崔ウンタクさんが火を入れた登り窯

205.JPG
☆熊川窯から車で約10分の地にある熊川陶窯跡展示館。
朝鮮時代に使われていた熊川陶窯跡は
慶尚南道記念物第160号指定されています

206.JPG
☆崔ウンタクさんの案内で展示館も見物。
熊川窯の歴史や遺物を紹介しています


釜山からは車がないと、ちょっと不便な場所ですが、
素朴な自然ときれいな空気、歴史ある陶磁器にふれ、
心穏やかな時間を過ごすことができました。

◎熊川陶窯跡展示館
☎055-225-6851〜9
昌原氏鎮海区頭洞路236

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