こんなサジン

数年前に品川の伯父宅で、
古い古い写真たちをみつけました。
ちょっと色あせたモノクロ写真(紙焼きの)と
父や伯父たちのあどけない表情が
みょうに新鮮で、
「写真」が持つ魅力をみせつけられたような気持ちです。

写真は昭和28年か29年ぐらいの父でしょうか。
当時、祖父は第一京浜沿いで「きものや」を営んでいました。
そんなところで「きものや」とも思ったのですが、
旧東海道の名残もありか、品川にも花街があったようで。
当時は新品だけではなく古着もたくさん置いていて、
「お姐さん」が古着の着物を買いにきて
ついでに着付けもしてもらい.....
ということも多かったようです。

北品川商店街では夏に
おいらん道中を開催します。
その艶やかな裏側に、
中古の着物を探しに下駄をひっかけて
第一京浜をわたる「お姐さん」が浮かび上がります。





jazz
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comments

本物の昭和だね。日本のミッドセンチュリー。50年以上も経ってこうやって写真を見て想う事、これが写真の本質なんじゃないかと思う。

ジャズに夢中なkeguriさんのお父さん像が浮かび上がってくるね。
K-PIX | 2007/12/12 03:20 PM
ですね。
いまのデジカメ写真、
50年後にはどう見えるんでしょうね。
keguri | 2007/12/12 03:40 PM

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